KnowleDge週刊号　No.32

KnowleDge週刊号では、広告業界の変動や各媒体に関する活用法やニュースに関しての、新しい情報を皆様にお届けします。（2023年8月2日時点）

業界ニュース

Google

カスタマージャーニー分析における効果的なフレームワークのご紹介

アトリビューション分析（短期的）
検索広告やYoutube広告、ディスプレイ広告におけるカスタマージャーを分析し、最も効果的なタッチポイントを特定することができます。
インクリメンタリティ測定（中長期的）
アトリビューション分析を補完し、効果測定のレベルを引き上げる手法の一つ。カスタマージャーニー全体における動画広告のパフォーマンスを測定することが主な方法です。
広告によるKPIのリフトを理解するのに役立ちます。
MMM（短期~長期的）
プライバシーに配慮した方法で、カスタマージャーニー全体におけるYoutube広告のインパクトを測定できる方法です。オンラインとオフラインの横断したデータを用いることで、過去のメディアチャネルのパフォーマンスを測定でき、今後のメディアごとの予算配分の最適化にも役立ちます。

カスタマージャーニー全体に向けた動画広告の戦略を適用し、短期・長期ともにバランスの取れた効果測定方法を採用すれば継続的なビジネスの成長を促すことができます。

広告ニュース

Yahoo

検索広告　２０２３Q2ロードマップ

自動入札のスポット調整をご紹介

検索広告において、自動入札のコンバージョン率を1週間前後の短期間で調整できる「自動入札のスポット調整」機能が２０２３年８月２３日（変動あり）に実施される予定です。自動入札では、本来過去１か月ほどの間に発生したコンバージョン率を加味して入札価格を設定します。このため、セールや販促キャンペーンなどでコンバージョン率が短期間で大きく変動する場合、自動入札の効果が減少する場合があります。

スポット調整はそのような変動に対応し、短期間（セール等）のキャンペーンに自動入札が対応できるようになります。

ディスプレイ広告（運用型）_SKAdNetwork計測対応開始について

IOSアプリのSKAdNetwork計測において、SKAｄNetwork for Web Adsに対応が開始しました。

SKAｄNetworkとは
iOSアプリで実施される広告キャンペーンに対して、Appleが提供するプライバシーを重視した（広告識別IDを使わずにどの媒体・アプリからインストールされたかを計測できる）、アトリビューション・計測ソリューションです。

SKAｄNetwork for Adsとは
web掲載面のアプリ訴求に対応するSKAdNetworkのことです。

概要
アプリ訴求目的キャンペーンにて利用できるSKAｄNetwork計測が、web掲載面のアプリ訴求広告でも利用可能（コンバージョン計測可能）になりました。

Meta

Meta AIの新モデル「Segment Anything model（SAM）」のご紹介

写真や動画からどのようなオブジェクト（素材）でもワンクリックでセグメント化（切り抜き）できるSegment Anything model（SAM）がリリースされました。

参照：【詳細ページ】　https://segment-anything.com/

TikTok

テキストベースのコンテンツをより簡単に制作できる新機能「テキストモード」

この新機能によって、物語・詩・歌詞・その他の文章・文字コンテンツをTikTokで投稿することができ、クリエイティブの幅をさらに広げることが可能になりました。
テキストモードによるテキストをより引き立てる機能として以下の機能があります。

• ステッカー： コンテンツに関連するステッカーを選択してテキストを強化し、投稿に華やかさを加えることが可能です。
• タグ / ハッシュタグ： 動画投稿やフォトモード投稿と同様に、他のアカウントをタグ付けしたり、関連するトピックやトレンドに関連するハッシュタグを追加することができます。
• 背景色： 豊富な背景色から背景を選ぶことができます。
• 音源の追加： 「テキストモード」にもTikTokを体験する上で重要な要素の一つである音源を追加することができます。読者が文章を読みながら、ノリノリになれる楽曲を追加できます。
• 下書きと破棄： 動画投稿やフォトモード投稿と同様に、下書きを保存して他の未公開の投稿と一緒に保存して後で編集したり、完全に破棄することができます。　　　　　
  
  公式ページ引用：
  https://newsroom.tiktok.com/ja-jp/creating-text-base-contents-through-new-tiktok-text-post

アトリビューションアナリティクスがWL申請にて利用可能に

アトリビューションアナリティクスとは
コンバージョンデータをより深く分析するための新機能であり、異なるアトリビューションに変更した場合のパフォーマンスを比較することができます。

分析機能のため、最適化には影響があることは在りません。
下記の3つの異なるレベルでパフォーマンスを比較することができます。
・広告アカウント階層
・キャンペーン階層
・広告セット階層

オフラインコンバージョンが一般利用可能に

Webサイトやアプリ外で発生したコンバージョン（オフライン：来店や店頭での購入データ）を広告管理にポストバックし、計測することが可能になりました。

データ連携方法は以下の三つになります。
・イベントAPI
・ファイルアップロード
・パートナー連携

対象
商品販売目的を除くすべてのオークション目的（リーチ＆フリークエンシ―）