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2023.06.20

CPC課金とCPM課金の違いとは?メリット・デメリットをチェック!

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Web広告の代表的な課金方法である「CPC課金」と「CPM課金」。両者の特徴や向き不向きをしっかりと踏まえた上で活用すれば、より効果的にプロモーションを進めることができます。
「CPC課金」と「CPM課金」それぞれのメリット、デメリットも合わせて紹介していきましょう。

「CPC課金」と「CPM課金」とは?どちらの課金方法が効果的?

Webマーケティング担当者なら「CPC課金」と「CPM課金」という用語を一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。しかし、混同されがちな両者はそれぞれ違った特性を持っています。

CPC課金(クリック課金)

※計算方法:CPC=コスト÷クリック数

「CPC(Cost Per Click)」という名称の通り、出向した広告がクリックされる度に費用が発生する課金方式。広告が表示(インプレッション)されるだけでは費用がかからず、クリックしてリンク先のページにジャンプした時点で初めて広告費が発生します。主にリスティング広告などで採用されています。

CPM課金(インプレッション課金)

※計算方法:CPM=コスト÷表示回数×1,000

CPMとは「Cost Per Mille」の略。1,000を意味する「Mille」の通り、出向した広告が、1,000回表示される(インプレッション)たびに広告費を支払う課金方式です。
DSP広告SNS広告などを中心に採用されています。

CPM課金とCPC課金、どちらの課金方法にするか迷ったときは「広告出稿の目的」「広告費用」といった2つの観点から検討してみることをおすすめします。

まず、広告出稿の目的が「販売」の場合なら、クリック数が最大になるよう配信され、実際に購入や問い合わせなどにつながりやすいCPC課金が向いています。一方、新商品発売などで出稿目的がより多くのユーザーに広告を見てもらう必要がある「ブランディング」なら、インプレッション数が最大になるよう配信されるCPM課金が最適といえるでしょう。

広告のコスト面から課金方法を考えるときは、CPM課金が1,000インプレッションごとに課金されるため「クリック率0.1%」が判断の基準になります。クリック率0.1%以下はCPC課金、0.1%以上ならCPM課金を選ぶとコストを抑えることができます。具体例を挙げてみましょう。

(例)いずれも単価100円、インプレッション10,000とする

クリック率0.1%以下(0.05%)の場合

・CPC課金
10,000(インプレッション)×0.0005×100円=500円

・CPM課金
10,000(インプレッション)÷1,000(インプレッション)×100円=1,000円

上記の通り、CPC課金の方が安価です。

クリック率0.1%以上(0.5%)の場合

・CPC課金
10,000(インプレッション)×0.005×100円=5,000円

・CPM課金
10,000(インプレッション)÷1,000(インプレッション)×100円=1,000円

上記の通り、CPM課金の方が安価という結果に。

このように広告の目的や費用面から検討すれば、どちらの課金方法が自社の商品・サービスに向いているのかが見えてきます。しかし、CPC課金とCPM課金にはそれぞれメリットだけではなくデメリットも。続いては、出稿時に注意したいポイントとともに詳しく解説します。

CPC課金とCPM課金のメリット・デメリット、出稿時の注意点

CPC課金とCPM課金のメリット・デメリット、出稿時の注意点

CPC課金とCPM課金のメリット・デメリットを挙げてみましょう。

CPC課金のメリット

・入札単価次第で最大のクリック数が想定できるためシュミレーションが組みやすい

・クリックされない限り、何回表示しても料金が発生しない

・費用対効果が明確

CPC課金のデメリット

・クリック率が上がると費用が高額に

・広告内容によっては配信数が増えない

・競合が多い分野(キーワード)でクリック単価が高くなる

・誤クリックの多いスマホやメディアでは無駄なコストが発生する可能性も

CPM課金のメリット

・インプレッション数が最大になるよう配信されるため、より多くのユーザーの目に留まりやすい

・常に一定料金なので予算管理が容易

・クリック率が上がってもコストを抑えて運用できる

・クリック率(CTR)が高いほど単価が割安に

CPM課金のデメリット

・クリック率が低くてもコストがかかる

・広告素材によっては無駄なコストとなる恐れも

・費用対効果がわかりにくい

上記を踏まえた上で、出稿時はそれぞれ以下に注意が必要です。

CPC課金の注意点

予想以上に早く予算上限に達する可能性があるため、出稿後はクリック数の動向をチェックする。

CPM課金の注意点

「サイト流入や購入といった成果につながらない」「費用対効果がわかりにくい」といったデメリットを知っておく。 どちらを使うか迷ったときは両方を試し、分析結果から成果やコストを比較してみましょう。また、最初はCPC課金を選び、クリック率(CTR)が上がった時点でCPM課金に移行するという方法も効果的です。自社にとって最適な方法を活用できるよう検討してみてはいかがでしょうか。

CPC課金とCPM課金の特性を知ったうえで運用しよう!

より効果的かつ効率的に広告を配信するためにはCPC課金とCPM課金、ふたつの特性を知った上で運用に生かさなければなりません。購入や問い合わせにはCPC課金、ブランドや商品の周知にはCPM課金が向いているといわれていますが、自社の商品・サービスにはどちらが向いているのかをしっかりと見極めるようにしましょう。

>リスティング広告について

>ディスプレイ広告について

>SNS広告について

>純広告について

>LP・バナー制作について

>ホームページ制作について

>コンテンツマーケティングについて

>SEOコンサルティングについて

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早川 勉

デジメーション株式会社 シニア・アソシエイト

WEB広告代理店に入社し、主に西日本エリアのメディア担当として大手から地場企業までを広くサポート。アクセス解析やデータ活用を中心に効果改善を図る。

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