KnowleDge週刊号 No.10

KnowleDge週刊号では、広告業界の変動や各媒体に関する活用法やニュースに関しての、新しい情報を皆様にお届けします。（2023/0６/０8時点）

業界ニュース

Google

プライバシー戦略ソリューション『Ads Privacy Hub』について

サードパーティーcookieの廃止など、広告業界のプライバシー規制が見直されています。そんな中で、広告主様にとって、最適なユーザに対して広告を出稿し効果を測定し最適化を行うことは容易ではありません。

「Ads Privacy Hub」は更新されるプライバシー規制に適応し、オンライン広告をさらに活用するためのGoogleが提供する新しいリソースになります。その中でオンライン広告効果の最大化を行うための４つのソリューションを簡単にご紹介いたします。

4つのソリューション

• サイトワイドタグ設定
  Googleタグ またはGoogleタグマネージャーを使用してサイトワイドタグ設定を行い、自社サイトと同じドメインのCookieをウェブサイトに配置して、CV測定を行うことで提供データの最大限活用が可能に
• 拡張コンバージョン（ウェブ向け）
  Googleタグで収集できる観測可能な自社データの量を増やし、コンバージョン測定の精度を向上されることができる
• 同意モード
  サイトにおけるタグ動作をユーザーの同意状況に基づいて調整しCookie使用への同意が得られない場合に生じるキャンペーン効果のずれを解決することができる
• Google Analytics 4（GA4）
  高度な機械学習モデルを使用しアプリとウェブ両方で得られる自社データに基づき、ユーザー分析情報を割り出しマーケティングの改善ができる

簡単ではありましたが、これらのリソースを活用しプライバシー規制の強化に臆することなく広告効果の最大化を目指しましょう。

参照URL　https://support.google.com/google-ads/answer/13277270

Twitter

Twitter live shopping追加機能のご案内

Twitter liveにてショッピング機能が追加されました。

Twitter liveとは
Twitterのコンテンツの１つで、ユーザや企業がライブ配信を行える機能で見ているユーザもコメントやリアクションを行えます。

そんな、コンテンツ内でショッピング機能が追加されたため、ライブコンテンツに沿った商品のショッピングを行うことが可能になります。

参照URL　https://marketing.twitter.com/ja/success-stories/qoo10-twitter-live-shopping

年齢グループ別レポーティング機能の更新について

Twitter広告のキャンペーンに対してレポート作成する際に、参加しているターゲットの年齢層に関するデータがより分かりやすくなりました（広告マネージャー上）。

表示項目
13to17,18to24,25to34,35to44,45to54,18to64,25to65,21and up

また、年齢層の重複が減らされたことでより正確なデータを確認することができます。

広告ニュース

Yahoo！広告

Yahoo!ファイナンスアプリのリニューアルと広告枠追加

Yahoo！ファイナンスアプリとは
その名の通り、株式や外国為替、投資信託などの金融商品の値動きが把握できるスマートフォンアプリです。
また、ニュース情報なども閲覧できます。今回はそのコンテンツ内に変更がありました。
変更内容としては、ニュース記事のタイムライン化と広告枠の追加になります。

従来はニュース記事と金融情報のコンテンツが同じページ内に存在していました。ですが、ニュース記事をタイムライン化し、別ページになったことでその余白部分に広告枠を設置し、同様にニュース記事のタイムライン内にもインフィード広告の設置を行いました。

そのため、より多くの広告掲載機会が増えリーチを得ることができます。

Meta広告

オーガニック投稿のリール動画を広告として宣伝

リール動画とは
動画や音楽、エフェクトなどを用いて、最長６０秒の縦型動画の公開ができる機能です。また、動画コンテンツをスワイプすれば、次々と動画が再生される仕組みになっています。
フォローしていないユーザの投稿も流れるため、新しいユーザにリーチできる可能性があります。

活用している企業が増えているFacebookのリール投稿。
これまでは、オーガニックで反応を得ていたリール動画の投稿を広告に利用しようとすると、広告マネージャーに配置したり、新しく作り直すなどの障害がありました。
そんなオーガニックのリール動画を広告として簡単に使用できるようになりました。

LINE広告

災害時や大規模な事件・事故発生時の掲載について

災害時や大規模な事件・事故の発生時、緊急レベルに合わせてLINE NEWS面に発信すべき情報が掲載されるようになりました。
災害などのレベルに応じて2種類の掲載方法が設けられており、災害などの情報がバナーに固定されるレベルと情報がバナーに固定かつ、その他広告が非表示になるレベルの2つです。

レベルの判断は、1000名以上の死者数が予想されるものや、自粛行動が行われると予想されるものなど、他にも様々ございます。その状況に合わせて、先ほどの2段階の情報掲載に区別されて掲載されるということです。

その際に、LINE NEWSのtop ADの影響として、広告枠の位置変更や掲載非表示などがあります。

LINE NEWS top ADの掲載位置の変更について

LINE NEWSのtop ADの掲載位置が改善されました。変更点は以下のようになります。

以前より広告位置が上部に移動されたため、視認性が高くより認知されやすくなりました。

最後に

最後までお読みいただきありがとうございました。
これからも、KnowleDge週刊号で最新の媒体情報や業界のニュースを発信していきますので、
引き続きよろしくお願いいたします。