MA

2019.10.01

特徴を比較して検討しよう!MAツール5選!

MA(マーケティングオートメーション)とは「企業のマーケティング活動において発生する事務的な作業や、膨大なデータを扱う処理を自動化すること」を指します。

MAツール導入により「リード(見込み顧客)獲得→リードの関心度に合わせて的確なアプローチ→リードを育成しつつ、購買意欲を数値化→購買意欲の高いリードリストを営業部門に引き渡す」という流れができ、結果的に売上アップにつなげることができるのです。

今回は、海外・国内のベンダーから提供されている5つのMAツールを比較します。

Marketo、Oracle Marketing Cloud、Pardot。国内でも人気の海外MAツール

まずは日本に導入実績の多い海外MAツール3社をご紹介します。

Marketo(マルケト)

アドビシステムズ株式会社(2018年に株式会社マルケトを買収)のプロダクトで、BtoB、BtoCの両方に適しています。顧客との長期的な関係を重視した「エンゲージメント」がコンセプトです。

・世界39か国6,000社以上という豊富な実績
世界最大規模の実績は、MA市場をけん引する存在です。中小企業への導入や、日本国内での成功事例も豊富です。
・活発なユーザーコミュニティ
全世界で65,000人以上、日本でも1,800名人以上が集うユーザーコミュニティがあり、購入後の情報収集のしやすさは大きな強みです。
・他のツールとの連携の柔軟性
700社の関連ソリューションと提携しており、連携の柔軟性には定評があります。一方で他のツールとの連携を考えた上で、アイディアや戦略を練ることが大切とも言われます。

Oracle Marketing Cloud(オラクル・マーケティング・クラウド)

オラクル社は、世界トップクラスのソフトウェアの会社です。Oracle Marketing Cloudは、オラクル社が扱うプロダクトの総称で、その中の「Eloqua(エロクア)」が、主にBtoB向けMAツールとして活用されています。

・セグメント機能とスコアリング機能の強さ
顧客セグメント・スコアリング機能は、BtoB企業にとっては重要なポイント。プロファイル情報や行動から顧客を評価し、16段階のスコアを表示します。
・高機能と操作性の両立
高機能でありながら、スッキリとしたユーザーインターフェースで「操作性が良い」といわれています。ただ、「高機能の分、高額で大企業向きのツール」という声も。
・優れた「コンタクトセキュリティラベル」
「コンタクトセキュリティラベル」とは、リード情報を参照できる運用者を制限できる機能。多部門・グローバルで運用する際、個人情報を守るために欠かせません。

Pardot(パードット)

セールスフォース・ドットコムが提供している世界No.1シェアを誇るMAツール。基本的にBtoB向けのツールですが、BtoCでの導入例も少なくありません。

・Sales Cloudとの連携
同社が提供している、世界No.1 CRM(顧客情報を一元管理するシステム)/ SFA(営業支援システム)ソリューションのSales Cloudとの連携の強さは、Pardotの最大の特徴。一度ログインすれば、PardotとCRMの情報に一画面で同時アクセスできるので、担当者にとって使い勝手が良いといえるでしょう。
・操作性の良さ
Pardotでは、本来ならHTMLのようなプログラミング言語を知らないとできないような「お問い合わせフォーム」などを簡単に作成することができます。こういった操作性の良さを高く評価する声が多く寄せられています。
リードナーチャリング(見込み顧客の育成)に強み
Pardotは、リード獲得から成約までを一元的に管理し、そのプロセスをバックアップします。どういったメールが効果的だったか、どのページが売上に寄与したか割り出すことができるので、効果的なキャンペーンが可能です。

Kairos3、SATORI。きめ細やかさのある国内MAツール

日本のプロダクトは、「機能やサービスがきめ細やか」との評価があります。次は国内MAツール2社を比較してみましょう。

Kairos3(カイロス・スリー)

2012年創業、日本における草分け的存在のカイロスマーケティング株式会社が開発したのがKairos3です。BtoBでの事例が多い中で、一部BtoCでの活用もあります。

・圧倒的な使いやすさ
Kairos3にはマニュアルがありません。MAツールを熟知した専任者がいなくても使えるように作られているので、人的リソースの足りない中小企業でも導入が可能です。
・抜群のコストパフォーマンス
大きなアドバンテージは、導入費用は10,000円から、ランニングコストは5,000円からという低価格。「部門決済で導入ができた」「定期的なメルマガ配信とメルマガ開封状況の計測はこれで十分」と、コスパに対して高評価が寄せられています。

SATORI(サトリ)

SATORI株式会社が提供する純国産のBtoC向けのMAツールです。2015年創業とやや後発ですが、スマホやSNSが普及した現代社会に対応しており、既に550社以上の導入実績があります。

・匿名ユーザーへのアプローチ
実名ユーザーだけではなく、ウェブ上にいる匿名リードのデータベースを持ち、スコアリング、アプローチができる点が、Satoriの最大の特徴です。
・初心者でも使いやすい
データベースの設計・導入作業をする必要がないため、ウェブサイトに計測タグを埋め込むことで即日運用をスタートできます。「自社サイトからの流入を増やす施策も簡単にポップアップとして組み込める」など、使いやすさを評価する声が多くあります。
・きめ細やかなサポート
セミナー動画配信やユーザー会を開催している他、専門の担当者にいつでも相談できるので購入後も安心です。

大切なのは、導入前にMAツールの特徴をしっかり比較すること

国内のMA元年は2014年といわれていますが、MA自体は1990年代から国外で存在していました。ある程度は確立された領域なので、ツールの主要機能に大差はありませんが、コンセプトや特徴などは各社違いがあります。

・BtoB向けなのかBtoC向けなのか
・大手企業向けなのか中小企業向けなのか
・日本語への対応やサポートが整っているのか
・外部ツールとの連携が必要なのか

など、導入前に比較する必要があるでしょう。
言うまでもないことですが、MAツールはマーケティング成果自体を自動的に向上させるツールではありません。「誰に」「何を」「いつ」「どのように」というシナリオを使ってコンテンツを作成するのは人間です。各社の特徴はもちろん、導入・運用コストや人材確保なども考慮して検討しましょう。

勇一天谷

天谷 勇一

デジメーション株式会社 代表取締役

マーケティングオートメーションを活用したCRM戦略や、データを活用したサイト構築・デザイン制作、WEB広告メニューのプランニング、などデータに基づいたプロモーション戦略を中心に、現場担当者だったからこそ分かるセールス部隊とマーケティング部隊の間に生じる課題の抽出・解決やツール(施策)の定着化運用などが強み。

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