分析

2023.05.01

目標設定を適切に!サイト改善に役立つSMARTの法則とは?

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WEBサイトの成果を高めるには、制作後も改善を繰り返していくことが大切です。

その際、最も重要となるのが目標設定。目標をしっかりと定めなければ、漠然とした改善案を推し進めることとなり、結果も期待以下となってしまいます。

そこで今回は、効果的なサイト改善に役立つ「SMARTの法則」について、その概要と具体的な活用方法をご紹介します。

達成のための行動が明確になる「SMARTの法則」とは?

サイト改善を始める前に、その目的・目標をしっかりと設定しておくことが必要です。

そこで役立つのが「SMARTの法則」。1981年にジョージ・T・ドラン氏が発表したフレームワークの一種です。

SMARTは「Specific」「Measurable」「Achievable」「Relevant」「Time-bound」という5つの要素の頭文字を取り、名付けられています。

Specific(具体性)

目標設定は具体的に行わなければなりません。

例えば「仕事のできるビジネスマンになる」では漠然としすぎており、達成のために何をすれば良いのか明確ではありません。

「毎日、新聞に目を通す」「○○の資格を取得する」など、誰が見てもわかる具体的な目標を設定しましょう。

Measurable(計量性)

「オンラインショップで成果を上げる」ではなく「月間アクセス数の20%アップ」「売上30%アップ」など、測定可能な目標を掲げましょう。

計量的に目標設定をしておけば、現状とのギャップを埋めるために何をしなければならないのかを可視化することができます。

Achievable(達成可能性)

あまりにも非現実的な目標を設定してしまうと、後に達成不可能なことに気づいてモチベーションが下がってしまいます。

設定した目標が努力次第で達成できそうなものなのかどうかを見極めなければなりません。

なお、SMARTの法則の「A」は「Assignable(割り当て可能)」と定義されているケースもあります。

これは、組織やチーム全体で目標を掲げる場合、「誰が」「何を」「どのように」進めるのかを明確にしておくことを指します。

コミュニケーション不足によるミスを防ぎながら、目標達成に邁進していきましょう。

Relevant(関連性)

その目標を達成することが何につながるのか、何を生み出すのかを考えてみましょう。

「1か月に30件の契約を成立させる」という目標の先には「昇格のチャンス」「新規ビジネスへの足がかり」といったメリットが考えられます。

目標達成に付随するインセンティブを考えることで、モチベーションを高めつつ取り組むことができます。

Time-bound(期限)

必ず期限も設定しましょう。期限を決めていない目標は「いつか頑張ろう」と後回しにされることが多いもの。また、目標を1か月以内に達成しなければならないのか、1年以内を目指すのかによって、取り組み方も変わってきます。

上記5つの要素に則って目標を設定することで、達成のための行動が明確になり、モチベーションが向上します。

このようなSMARTの法則の特徴を踏まえ、続いてはサイト改善における活用方法について見ていきましょう。

SMARTの法則をサイト改善にどう活用できるのか?

SMARTの法則をサイト改善にどう活用する?

Webサイト改善の土台となるのは、しっかりとした目標設定です。

SMARTの法則を生かして目標を設定すれば、より具体的なプロセスが決まります。

前述の5つの要素にサイト改善を当てはめながら、活用のポイントを見ていきましょう。

Specific:明確な目標を設定する

「現行のWEBサイトよりクオリティの高いものを目指す」という抽象的な目標ではチームに意図が伝わらず、どの時点で目標達成とするのかも不明瞭です。

「何をもってクオリティが向上したと評価するのか」「具体的にどの部分をどのように改善するのか」など、目標をはっきりとさせておくことが肝心です。

Measurable:測定できる目標を設定する

PV数、セッション数、平均滞在時間など、数値として測定できる定量目標を設定しましょう。

測定可能な目標を掲げておけば改善後、誰が見ても正しく評価することができます。

Achievable:達成可能な目標を設定する/Assignable:役割や権限を割り当てる

「コンバージョン率を2倍にする」といった目標を立てたとき、それが本当に実現可能かどうかも検討しなければなりません。

現状からあまりにも飛躍していないかどうか再確認してみましょう。

また、サイト改善を成功させるためには、チーム内で誰がどの案に責任を持って取り組むのかを明確にしておく必要があります。

個々がそれぞれのスキルを発揮しつつ、コミュニケーション不足にならない環境を作ることでよりスムーズに進めることができるでしょう。

Relevant:最終目標との関係性を意識する

個々の目標が達成すると、自然と最終目標に達する状態にならなければいけません。

「それぞれの目標は達成しているのに、最終目標に届かなかった」という事態に陥らないように注意してください。

Time-bound:目標達成に期限を設ける

設定した目標をいつまでに達成するのか、その期限も設けることでモチベーションが高まるとともに、改善案の着手に向けた計画やスケジュールも立てやすくなります。

SMARTの法則を活用すれば、サイト改善の成果を期待できる!

行動ベースに落とし込みやすいSMARTの法則は、個人の目標や組織全体の目標など、さまざまなシチュエーションで役立てることができます。

特に、定量的に結果を検証する必要のあるサイト改善では、大いに生かすことができるでしょう。

SMARTの法則を元に具体的かつ明確な目標設定をすれば、より高い成果を期待できるはずです。

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早川 勉

デジメーション株式会社 シニア・アソシエイト

WEB広告代理店に入社し、主に西日本エリアのメディア担当として大手から地場企業までを広くサポート。アクセス解析やデータ活用を中心に効果改善を図る。

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