制作
2023.06.20
ホームページ制作費用の相場は?費用を決定する3つの要素を簡単解説
目次
新規サイト制作・サイトリニューアルをご検討されている方へ
サイト制作委託会社は多く存在します。一方で、サイト完成後の集客までを考えているサイト制作会社は少ないです。
当社はデジタルマーケティング会社であり、集客から考えるサイト制作を手掛けています。まずはお気軽にご相談ください。
今では、事業を展開するためにホームページの作成は必須となりました。しかし、ホームページの制作は制作業者により費用がバラバラで、いまいちどのような予算で依頼すればいいのかわかりにくいと思います。
そこで本記事では、ホームページの制作費用の相場から、可能な限り安く依頼する方法をご紹介します。目的別に分けた費用相場の比較や、内訳なども詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ホームページ制作の費用相場は?
ホームページ作成の費用相場は、とても幅広くなっています。なぜそのような幅ができるかというと、それぞれホームページの運用目的によって実装させる機能が異なるからです。
たとえば、名刺代わりの会社案内用ホームページとECサイトなどの販売ページでは、運用する目的がまったく違います。目的が異なることにより、実装される機能も変わってくるため、費用に大きな差が出てくるでしょう。
会社にホームページを作るということは簡単なものではないのです。
なお、個人作成やフリーランスに依頼をすればいくらでも安く作れますが、おすすめはできません。トラブルが起こった際の対応が保証されていないためです。事業が拡大して大規模なホームページを作成するには、少々リスクが高いでしょう。
そのため、ここではホームページの制作会社を下限として解説していきます。
以下では、「目的別」にホームページの作成費用の相場をまとめました。
会社案内用ホームページの場合
会社案内用ホームページ、いわゆるコーポレートサイトは、会社の概要や過去の実績など「名刺代わり」の役割を果たします。制作費用は、デザインなどにあまりこだわらなければ、「10万円〜30万円」ほどで作成できるでしょう。
複雑な機能や仕組みを組み込まないのであれば、費用はさほど高くなりません。ただし、あまりにもデザイン性を無視してしまうと素人が作ったようなホームページになり、マイナスイメージを与えかねません。安価に抑えつつも、ある程度のデザイン性には十分配慮しましょう。
集客用ホームページの場合
集客用ホームページ、いわゆるサービスサイトは、先述した会社案内用ホームページとは違い、ユーザーに検索して見つけてもらう必要があります。そのため、SEO対策やマーケティング施策を組み込むことが必須です。
SEOを考慮したホームページの作成は、名刺代わりの会社案内用ホームページよりも費用が高くなります。完全オリジナルデザインで制作会社に依頼すると、「50万円以上」が相場です。一方で、テンプレートなどを利用するのであれば、「10万円〜50万円未満」あたりで見込んでおきましょう。
ただし、サービスサイトは公開後に様々なマーケティング施策を実施していく可能性が高いためホームページをテンプレートで構築している場合、実はこの箇所はサイトの仕様上修正できないや、修正する場合は1から制作し直すなど融通が利かないこともあるため、おすすめはしません。
また、ホームページ完成後の運用サポートを追加で依頼する場合は、運用サポート費用がかかるので注意しましょう。
ECサイトの場合
ECサイトの作成には、顧客管理機能・決済機能・ショッピングカート機能・商品の絞り込み機能など、さまざまな実装が必要です。そのため、ほかのホームページ作成の費用よりも高額になりやすい傾向があります。もしゼロの状態からECサイト作成するのであれば、実装する機能によりますが、「200万円〜300万円」あたりが最安値になるでしょう。
お得にECサイトを制作したいなら「BASE」や「カラーミーショップ」・「フューチャーショップ」などのECプラットフォーム【ASPサービス】を利用するのもひとつの選択肢ですが、制限される部分が多いため、事前に確認しておく必要があります。
ホームページの制作費用を決定する3つの要素
実際にホームページ制作会社へ依頼し、制作費用を決定する際は、以下の3つの要素を確認しましょう。
・クオリティ
・規模
・作り手
上記3つの要素において、ホームページの制作費用が決められます。
品質
まずひとつめは、クオリティです。全体的なデザインだけでなく、撮影・独自カスタマイズ・コンテンツ制作など工数が増えれば増えるほど費用は高くなります。
また、SEOやデジタルマーケティング戦略に力を入れる場合は、競合調査や市場分析、またどんなサイト設計をしなければならないかといったサイトマップと呼ばれる制作対象ページの定義なども費用のなかに組み込まれます。
以下のような部分も品質にかかわる部分です。
レスポンシブデザイン(スマホ対応)
ホームページが異なるデバイス(PC、スマートフォン、タブレットなど)で適切に表示されるかどうかも重要です。モバイルフレンドリーなデザインは、ユーザーの利便性とユーザーエクスペリエンスの向上に寄与します。
コンテンツ
ホームページのコンテンツは、訪問者に対して価値や情報を提供する役割を果たします。
特に、サービスサイトは具体的な目的や目標、自社の商品・サービスが競合他社に勝つためのベネフィットや差別化ポイントといった点を整理した上で、コンテンツを作成していくことが重要です。
ホームページは様々な営業やマーケティングの方々のノウハウの集約されたものであることが企業にとって価値あるものになるからです。
規模
規模とは、ホームページにおけるページ数を意味します。規模が大きくなればなるほど大量のページが必要になり、ページ数に応じて費用も高くなります。
規模については、ホームページ制作会社へ依頼する前に、どんなページが必要なのかを社内で打ち合わせをしておきましょう。制作会社に丸投げしてしまうと、費用が高くなってしまいます。自社で提案できる点や要望のある箇所については、事前に準備をしておくことが大事です。
デジメーションでは上限ページ数を設定したサイト制作固定プランサービスがございます。
気になる方がおられましたら、一度、ご相談ください。
作り手
ホームページ制作は、作り手によって費用が変わります。具体的には以下のとおりです。
①自作・フリーランスに依頼
②制作会社に依頼
③デジタルマーケティング会社に依頼
④総合広告代理店に依頼
上記の順番で値段が上がっていきます。もちろん、「自作」もしくは「フリーランスに依頼」するほうが費用は抑えられますが、先述したようにリスクもあります。また、「制作会社」はホームページ制作が専業で実はマーケティングはあまり得意ではない会社もございます。「総合広告代理店」や「デジタルマーケティング会社」はマ戦略からサポートできるためどちらもおすすめです。
注意しなければならないことは、各サービスの担当者が別々にいるためビジネスモデルの理解が人によって異なるといった可能性がございます。
ホームページは公開後も継続的に費用がかかる
ホームページは制作して終了ではありません。むしろ終了では作った意味がありません。
ネットに公開後も継続的に費用がかかります。ホームページのランニングコストとして発生するものは、以下の3つです。
・サーバーやドメインの維持費
・ホームページの更新や修正を行う管理費
・ホームページに人を集めるためのWeb広告費用
それぞれの費用相場をご紹介します。
サーバーやドメインの維持費
サーバーやドメインの維持費の相場は、「月額1,000円〜2,000円」程度です。ホームページを管理していくためには、サーバーのレンタル代とサイトURLのドメイン使用料が必要となります。
ちなみに、サーバー代は長期で契約することで費用を低くすることも可能です。ホームページの運営目的に応じて、契約プランを選択しましょう。
ホームページの更新や修正を行う管理費
ホームページの更新などの管理費は、制作会社によって決まっています。
たとえば、「1ページにつき〇〇円」や「修正箇所ひとつにつき〇〇円」という条件が多いでしょう。
写真の差し替えやテキスト修正などは、修正できる知識があれば費用はかかりません。
しかし、時間と労力を割けないときは制作会社に依頼しましょう。なお、制作会社によっては対応できる範囲が決まっているため、依頼をする前に確認しておくことも重要です。
またデジタルマーケティングを強化するために、ホームページの獲得率(CVR)を改善するために導線改善する費用や、SEOを強化するためにコンテンツマーケティングを実施するためにライターへ外注する費用も事前に準備しておくほうがよりホームページを活用して成果や売上拡大をできる可能性が高いです。
ホームページに人を集めるためのWeb広告費用
ホームページの広告運用費の相場は、代理店の広告運用代行費の手数料率は20%で計算されることが多いです。相場感として最低でも「10万円以上」を見込んでおきましょう。
例えば、30万円の広告費をかけたとすると、広告運用代行手数料は20%の場合、6万円です。
さらにこの広告運用費には、アクセス改善や広告配信するためのバナー画像制作などが必要な場合もあります。そのため、しっかりと優先順位を決めたうえで推進していくことがおすすめです。
ホームページの制作費用を安く抑える5つの方法
ここまで、ホームページの制作にどれくらいの費用がかかるかをご紹介しました。とはいえ、できることなら費用を抑えつつ依頼したいですよね。
以下では、ホームページの制作費用をなるべく安く抑える方法を解説します。おもに、「制作会社の工数を減らす」「制作の負担を削減する」といった点を意識すると、費用が抑えられる可能性が高いでしょう。
①テンプレートを使う
ひとつめの方法は、ホームページ作成用のテンプレートを使うことです。テンプレートを使うことで、ゼロからコーディングする必要がなくなるため低コストで作成ができます。
懸念点としては、テンプレートなのでオリジナリティとデザイン性が損なわれるという点です。ホームページは、その会社の顔でもあります。それなりのオリジナリティやデザイン性がないと、素人感が出てしまうでしょう。また公開後も広告配信したいや、ホームページを活用して成果や売上を拡大したいと考えるいる方は正直なところ、オリジナルデザインを作るほうが公開後も改善しやすい可能性が高いです。
③ホームページの制作目的や要望を正確に伝える
ホームページの制作目的や要望は、正確に伝えましょう。これはホームページの作成を依頼するなかで、途中の目的変更や仕様変更を確実に減らすためです。
制作会社としては、依頼された時点で人員から工数までを考慮して見積もりを出します。途中で仕様変更などを要望されると、さらに工数が増えてしまい、料金も高くなってしまいます。先述したとおり、制作会社へ依頼をする前にしっかりと打ち合わせをして、工数をできる限り減らせるように進めましょう。
④自社で素材や写真を用意する
素材とは、写真や画像、ロゴ、テキストなどのことを指します。これらの素材を自社で用意することで、費用を抑えることも可能です。
とはいえ、制作会社とうまく連携を取らないと、ホームページ自体の質を下げてしまうこともあります。また素材を自社で作成するには人員コストがかかるため、自社の状況を考慮したうえで判断することが大事です。
⑤公開後のサポートを減らす
ホームページをWordpressで構築するなどの構築方法のによって公開後の修正を自社で行うことで、費用を抑えらることができます。
ただし、最近ではホームページの公開からサポートまでを含めたパッケージを売っている制作会社や、実際に修正する時間がないなどの状況も鑑みてご検討されるほうが良いです。むしろサポートに無理に値引き交渉をしてしまうとサポート範囲が限定されたりするので注意しましょう。
まとめ
今回は、ホームページ制作の費用相場を目的別に比較し、費用を抑える方法について解説しました。名刺代わりの社内案内ホームページであれば安く済みますが、ECサイトなど販売ページがある場合は、どうしても費用が高額になるでしょう。
費用を抑えるポイントは、制作会社の工数を減らし、制作側の負担を削減することです。とはいえ、ホームページは作成がゴールではありません。
ホームページを活用し、新規顧客の獲得といった自社の目的を達成することが一番重要でしょう。
そのため、サイト公開後も常にページ改善や打開するための施策は必須です。
手段と目的が入れ替わらないよう、目的を明確にしてホームページを作成しましょう。
新規サイト制作・サイトリニューアルをご検討されている方へ
サイト制作委託会社は多く存在します。一方で、サイト完成後の集客までを考えているサイト制作会社は少ないです。
当社はデジタルマーケティング会社であり、集客から考えるサイト制作を手掛けています。まずはお気軽にご相談ください。
川合 陸登
デジメーション株式会社 アソシエイト
大学では機械工学を専攻していた理系卒マーケター。
WEBプロモーション会社での職務経験と数字への強さを活かして、クライアント様の売上拡大に従事。ECサイト・スタートアップ企業様のSEO対策やサイト制作を専門に請負う。