制作
2021.07.10
【2021年7月度】6月から続くコアアップデート情報を解説!SEO施策でやるべきことも紹介します
目次
先日、Googleから正式にアルゴリズムのコアアップデートが実施されることが発表されました。Webサイトからの集客を行うためには、Googleから評価され、検索上位に自サイトを表示させる必要がありますよね。
そこで今回は、Googleのコアアップデート内容をわかりやすく解説し、これから行われるコアアップデートの対策法についてもご紹介します。
2021年6月3日にコアアップデートが開始

Googleは6月3日に以下のような公式ツイートをしました。
引用ツイートURL:https://twitter.com/searchliaison/status/1400135428909371398
Googleが6月に発表したコアアップデートの正式名称は、「The June 2021 Core Update」で、1週間〜2週間ほど時間をかけてアップデートされるとのことです。つまり、Googleがページを評価する基準が変更されるため、サイトの検索順位が大きく変動することになります。
Googleのコアアップデートは今回のように突然発表されることも多いので、普段からSEOを意識しておく必要があるでしょう。
次回のコアアップデートは7月の予定
6月に発表されたGoogleのコアアップデートには続きがあり、2021年7月にも同様のコアアップデートを行うというツイートがされました。
引用ツイートURL: https://twitter.com/searchliaison/status/1400135429769236482?ref_src=twsrc%5Etfw
上記のツイートでは”2021年6月のアップデートで計画されている一部の改善点は、まだ準備が整っていないため、準備ができたものから実施します”と発表しています。つまり、アップデートの準備ができたものを6月に行い、残りのアップデートは7月に実施するということです。
2021年6月から段階的に「Page Experience Update」も実施予定

Googleのコアアップデートと同時期に、ページの使いやすさを評価する「Page Experience Update(ページエクスペリエンスアップデート)」も行われます。ちなみにGoogleのコアアップデートと、ページエクスペリエンスアップデートは、同じアップデートではありません。
先述したコアアップデートは、Googleの検索エンジンそのもののアップデートです。一方でページエクスペリエンスアップデートは、以下のような細かな指標がアップデートされます。
・Core Web Vitals
・HTTPS
・モバイルフレンドリー
・セーフブラウジング
2021年6月から段階的に行われるページエクスペリエンスアップデートでは、Core Web Vitalsが新たに導入されます。つまり今回は、検索エンジンのアルゴリズムが変わるコアアップデートと、ページの読み込み速度など細かなランキング指標のアップデートが同時に実施されるということです。
そもそもコアアップデートとは?

Googleは、ユーザーにとってより効果的な検索結果となるため、ほぼ毎日小さなアップデートを行っています。しかし、年に数回ほど大規模なアップデートをすることがあり、これをコアアップデートと呼んでいます。
コアアップデートの内容はどうやって調べる?
コアアップデートが実施される場合は、事前にGoogleの公式Twitterから発表があるので 、GoogleのTwitterアカウントをフォローしておくといいでしょう。
なお、コアアップデートの内容については、事前に発表されるものと、今回のように発表されないこともあります。
コアアップデートの歴史
ここでは、今までに行われた主なコアアップデートをご紹介します。
・パンダアップデート4.2(2015年7月24日実施)
「パンダアップデート」はコアアップデートのなかでもとくに有名なものです。このアップデートでは、コンテンツの質を評価する指標が改善され、オリジナリティのないコンテンツは評価が下がるようになりました。
・モバイルフレンドリーアップデート(2015年4月21日/2016年5月12日実施)
「モバイルフレンドリーアップデート」では、名称のとおりスマートフォンに対応していないサイトの評価が下がるようになりました。
現在では、スマートフォンの普及が進んだことにより、ほとんどのユーザーがスマートフォンから検索するようになっています。そのため、「スマホ対応になっていない=ユーザーが使いにくい」と判断され、検索順位が下がるアップデートが行われました。
・健康アップデート(2017年12月6日実施)
「健康アップデート」では、医療や健康、お金や生活に関わるキーワードを対象とするコンテンツを作成する場合、確かな根拠がないとランキング上位にならないというアップデートです。
これらのキーワードは「Your Money or Your Life(YMYL)」と呼ばれています。人の将来的な幸福や健康、金融に関する情報の発信については慎重になる必要があるでしょう。
SEO施策でコアアップデートの情報収集・対策は必須!
Googleによるコアアップデートは、発表されてから対応していてはまったく間に合いません。そのため、普段から情報収集やSEO施策を行っておきましょう。いざコアアップデートが実施された際に、サイトのほとんどのコンテンツが圏外へ飛ばされてしまうこともあります。
日々のサイト運営では、常にSEOを意識した施策を行うことが重要です。
コアアップデートの対策としてできること

コアアップデートが実施されても、サイトが圏外へ飛ばないようにするための対策としてできることは、以下の3つです。
・E-A-Tの向上
・ユーザーの検索意図を加味したコンテンツ作成
・UXの向上
E-A-Tの向上
E-A-Tとは、専門性・権威性・信頼性の3つを指します。Googleが示している検索品質評価ガイドラインで定義されている、コンテンツの評価基準です。
たとえば、まったくの素人が書いたコンテンツより、専門家が監修または執筆したコンテンツのほうが信憑性は高まります。このように、ユーザーに対して”優良なコンテンツ”として確かなものは高く評価されやすいので、E-A-Tの向上を図りましょう。
ユーザーの検索意図を加味したコンテンツ作成
Googleはコアアップデートをはじめ、すべての施策を「ユーザーが使いやすいように」という理念で行っています。そのため、コンテンツを作成する側がユーザーの検索意図を正確に考慮したコンテンツを発信することで、高い評価を得られるでしょう。
UXの向上
UXとは「ユーザー体験」のことです。利用者にとってより使いやすいサービスやコンテンツを提供することで、Googleからの評価も高くなります。
たとえば、ページの読み込みが速いコンテンツや、ボタンをタップしやすいデザインなどです。このような、ユーザーがコンテンツを利用したときにより直感的、かつ簡単に操作できるようなものを作成するように心がけるといいでしょう。
まとめ

今回はGoogleの最新コアアップデートの内容から、コアアップデートの対策としてやるべきことをご紹介しました。とくに今回のコアアップデートは事前告知がないうえに、6月と7月で2回実施されます。
さらに、6月から段階的にコアアップデートと同時に「ページエクスペリエンスアップデート」も行われるので、常にサイト変動を意識する必要があるでしょう。ページエクスペリエンスアップデートで重要になる項目は、以下のとおりです。
・Core Web Vitals
・HTTPS
・モバイルフレンドリー
・セーフブラウジング
また、コアアップデートなどのアップデートが実施されても対応できるよう、「E-A-Tの向上」「ユーザーの検索意図を加味したコンテンツ作成」「UXの向上」を必ず行うようにしましょう。
「コンテンツ作成」「UXの向上」にお悩みの方はぜひ当社へご相談ください。
植田 正志
デジメーション株式会社 取締役
WEB広告代理店に入社し、大手から中小まで新規クライアント開拓および既存クライアント様を幅広く担当。
またクライアント様の売上拡大のためのコンサルティングやマーケティングプランニングに従事。